錬金術とは一体どんなものなのか?
錬金術(れんきんじゅつ)英語ではAlchemyは、最も狭い定義では、化学的手段を使用して卑金属から貴金属で、特に金を精錬しようとする試みのことを言います。 広い定義では、様々な物質や、人間の肉体や魂などを金属に限らず対象として、これらをより完全な存在に錬成する試みのことを言い、錬金術の試行の過程で、硫酸・硝酸・塩酸など、現在の化学薬品の多く発見され、さらに実験道具も発明されていったのである。錬金術の成果というのは現在用いている化学 にも引き継がれていることがほとんどである。錬金術の一般によく知られた例は、物質をより完全な存在に変える賢者の石を創る技術が有名である。この賢者の石を使えば、卑金属を金などの貴金属に変えることもできるし、人間を不老不死にする事が可能になるという。さらに、金への物質変成など「利殖」のイメージの定着が強い錬金術だが、物質よりその性質を具現化させている「精」、このことをエリクシールと呼ぶが、これを解放して「精」の性質を得ようとすることこそが、錬金術の根元的な目的である。また錬金術の究極の目的は生命の根元である「生命のエリクシール」への到達することである。「生命のエリクシール」というのは人体を永遠不滅に変化させることで不老不死を得る事が可能で、この場合はエリクサーや霊薬とも呼ばれることもある。錬金術は、一般の物質を「完全な」物質に変化、または精錬しようとする技術で、さらには人間の霊魂でさえも「完全な」霊魂に変性してしまおうという意味を持っていることが古くの記述にある。無生物から人工の生命を作ろうするホムンクルスもまた完全な存在に近い魂を備えた人間を作り出そうする目的では錬金術ということが言える。